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菊の香や奈良には古き仏達 松尾 芭蕉
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菊提げて行きいつまでも遠ざかる 山口 誓子
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菊人形滅びに美学などはなき 土肥 幸弘.
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初めての上野は母と菊のころ 岡部 榮一
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菊香る佳き日と言えり百姓死す 大西 昇月
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冬菊や壁にピカソの女の目 窪本 正行
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のこん菊八十の衢の御手洗 若林 千尋
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残る菊括る多くを諦めて 大坪 芙美子
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バゲットを提げて小春の北野坂 宮下 久美子
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海老蔵の睨みのきまる菊日和. 佐々 紀代



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