御仏の貌美しく十二月 角川 春樹 大皿に火襷走る十二月 西沢 和子 |
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. 玄鳥 歳時記より |
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十二月八日蒼鷹の風切羽 岡部 榮一 枕辺に薬飲む水十二月 土肥 幸弘 |
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終い湯の石鹸うすし十二月 竹下 由里子 渡されし濡れたつり銭十二月 岡田 克子 長靴に足深く入れ十二月 石田 剛 剽軽に足の爪とぶ十二月 東 霊女 鶏小屋に雨傘倒れ十二月 進藤 三千代 十二月八日「イマジン」流る朝 今井 紋子 まっさらな畳の通る十二月 石田 剛 仲見世の裏は風みち十二月 登坂 章一 十二月八日ドアを出て行く猫の影 橘高 辰男 |
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