十一人 一人になりて 秋の暮
正岡 子規
門を出れば 我も行人 秋のくれ
与謝 蕪村
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     玄鳥 歳時記より
秋 の 昼
 二月堂の 公衆電話 秋の昼 岡部 榮一
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 秋人動くたび 影失くす 秋の昼 土肥 幸弘
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 石も吾も 水中にあり 秋の昼 土肥 幸弘
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 馬食って あっけらかんと 秋の昼 進藤 三千代
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 きのうからの 蝿がまだいて 秋の昼 若林 千尋
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秋の暮
 力道山の 墓の胸像 秋の暮 岡部 榮一
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 象になる 少し手前の 秋の暮 土肥 幸弘
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 止り木に 羽なき人ら 暮の秋 土肥 幸弘
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 来客を 二階へとおす 暮の秋 井上 美智子
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 鍋敷に のこる温もり 暮の秋 竹下 由里子
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