顧 問 土肥 幸弘

  当月作品 令和2年11月
   
     「梟夢庵作品」より
       拾 遺 抄 <1>
 
   鏡の奥のかくし扉を出て月夜

  忍び音の七夜七夜をいなびかり

  水のなか目隠しされた馬とおる

  ずぶ濡れの樹が立つ密会後の青野

  とろとろと骨煮る風の樹の梢

  葉を落とす夜は三日月を砥いで寝る
 
  いつせいに鳥翔つすなわち樹の晩年





 顧問 土肥 幸弘  
   プロフィール


  ・昭和4年10月生まれ

  ・中学時代から父共峰と共に句会に出席
    西東三鬼の指導を受けるが中断

  ・昭和42年俳句再開、「水鳥」入会

  ・平成6年「水鳥」主宰となる

  ・平成7年「玄鳥」創刊、主宰

  ・平成20年「玄鳥」顧問となる

  ・兵庫県俳句協会常任理事

  ・句集「梟夢」
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顧 問 句 碑 (高知県 香南市)



鯨の中の畳の部屋の灯が点る



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