顧 問 土肥 幸弘


2018年 当月作品 10月
   
句集「梟夢庵」より



 酔いのくる少し手前の秋の川

 妻までの十歩の距離の虫の闇

 良夜来し下駄が揃えてありにけり

 ちちろ虫沖の艦にも鳴きおらむ

 発端が見えつ隠れつ芒原

 裾に灯がつき茸山の闇ふとる
 
 巡査来て自転車すすき野に倒す



 顧問 土肥 幸弘  
   プロフィール


  ・昭和4年10月生まれ

  ・中学時代から父共峰と共に句会に出席
    西東三鬼の指導を受けるが中断

  ・昭和42年俳句再開、「水鳥」入会

  ・平成6年「水鳥」主宰となる

  ・平成7年「玄鳥」創刊、主宰

  ・平成20年「玄鳥」顧問となる

  ・兵庫県俳句協会常任理事

  ・句集「梟夢」
.
顧 問 句 碑 (高知県 香南市)



鯨の中の畳の部屋の灯が点る



TOPへ